NY生まれ、広島育ち、東京在住の畑俊行によるソロユニット。ギター片手に激しく優しく熱く弾き語る。全楽器の演奏からMIXまでほぼひとりで作り上げた最新ミニアルバム『ミミ』発売中。近年は野村卓史との2人ユニット・IL TRENOとして立花文穂責任編集『球体no.9 機会
opportunities』(2枚組LP)に参加。4人組バンド・スカンク兄弟のメンバーでもある。野球よりサッカー、ストライプより水玉、蕎麦より饂飩が好き。
●高校一年生の頃、CREAM「WHITE ROOM」のワウギターに衝撃を受けてギターを始める。仲間と結成した初のバンドではROLLING STONESがやりたいという希望は叶わず、なぜかBOOWYをやることに。その後、様々なバンドにギタリストとして参加。1995年頃に歌い始め、2000年にひとりで太陽バンド結成。弾き語りを中心に都内でライヴ活動を行うようになる。
●2005年、スカンク兄弟結成。メンバーは畑モジャ俊行(Vo、G)、有山オレサマ達也(Per/デザイナー)、マドロス陽一(B/写真家)、小林ケンケン健太郎(Dr/料理研究家)という4人組。2007年に1st『あこがれ』とライヴ盤『スカンク兄弟の夕べ』、2010年に2nd『セコンド』を発表。すべてのアルバムに原田郁子(クラムボン)が参加。ミックス&マスタリングは久保田麻琴(ex.夕焼け楽団、裸のラリーズなど)が担当。
●2008年にはコンピレーションアルバム『家族時間~NHKみんなのうたカバー集』に“スカンク兄弟と原田郁子”名義で参加(M15・手のひらを太陽に)したほか、クラムボン『Musical』(M1・Merry go round!)、あがた森魚『タルホロジー』(M6・白い翼)にもコーラスで参加している。フジロックフェスティバル’07や京浜ロックフェスティバル’09&’10などのフェスにも出演。2009年からは不定期ながらメンバーが中心となって運営する音楽イベント・ノコノコロック(福岡県能古島)を開催中。
●2008年の夏、太陽バンドの1stアルバム『8』発表。バンド編成から弾き語り、サンプリングなど、形にこだわらずに制作された今作は、ミックス&マスタリングを手がけた久保田麻琴から「70年代ロックからの引用やレトリックを多用しつつ、シャイな中にも本音たっぷりな作風と、言葉をはっきりと胸いっぱいで発音する唱法もなかなか得難い」と評される。参加ミュージシャンは原田郁子(Vo)、おおはた雄一(Weissenborn、G)、伊賀航(B/細野晴臣、星野源etc.サポート)、井上文貴(G/東京ローカル・ホンク)ほか。久保田麻琴はギターやベースでも参加。ジャケットは同郷である広島出身のアーティストでデザイナーの立花文穂が担当している。
●2013年、2ndアルバム『穴』発表。天才バカボンを連想させる軽快なオープニング曲「これでいいのだ」や、東日本大震災と原発事故に触発されてできたタイトル曲「穴」のほか、フォークロック、ロカビリー、ファンクなど様々な楽曲を収録。前作『8』にも参加した伊賀航と、伊藤大地(Dr/グッドラックヘイワ、サンフジンズ、元SAKEROCK/細野晴臣、星野源、真心ブラザーズetc.サポート)という強力リズム隊を従え、ほぼ全曲を3人で一発録り。4曲に原田郁子が参加し、鍵盤やコーラスで彩りを添えている。GO-GO KING RECORDERSで16chアナログテープに録音された今作もミックス&マスタリングは久保田麻琴。スカンク兄弟の盟友でもある有山達也がジャケットデザインを手掛けている。
●2015年3月には各地でライヴを共にする福岡のミュージシャン・とんちピクルスと、ツアータイトル「ウィークエンド☆ハッスル!!」を冠にした友情スプリット両A面シングル『夫婦げんか/弟よ』を発表。義弟の結婚式のために作られた『弟よ』は、長渕剛「乾杯」、木村カエラ「バタフライ」に続く結婚式の定番ソングになる、と本人は願っている。ミックス&マスタリングは今作も久保田麻琴。
●2015年10月からオンエアーされた花王「メリット 泡で出てくるシャンプー キッズ」のテレビCMで、歌と「いえ~い!」を担当。
●2016年5月、福島県矢吹町の町興しソングとして作詞作曲した「開拓のうた」を歌唱。矢吹町ではお昼にこの曲のオルゴールバージョンが流れる。
●同年開催の『フジロックフェスティバル2016』に太陽バンドとして初出演(Dr.伊藤大地、B.伊賀航とのトリオ編成)。木道亭と苗場食堂の2ステージで大好評を博す。
●同年10月、邦楽カバーコンピレーションアルバム『PEACEFUL2』に参加。BO GUMBOSの名曲「トンネル抜けて」、テレビ番組・ポンキッキーズ挿入歌だった和田アキ子の「さあ冒険だ」の2曲を歌唱。
●2017年6月にグッドラックヘイワの野村卓史(key)とライヴを行い、これがきっかけで立花文穂氏が大阪で開催した「鉄道芸術祭」にも出演。2人組ユニット・IL TRENO結成となる。
●2018年、立花文穂氏が責任編集する雑誌『球体』第8号にIL TRENOの8インチレコードが付録として収録される。
●2019年3月からオンエアー中の「リケンのノンオイル」テレビCMで歌唱を担当。
●2021年6月、ミニアルバム『ミミ』発表。